第9回:知って得する!?大花火いろいろ情報 2002年8月10日(土)
今まで、8回にわたって大花火の基礎知識を紹介してきた。これらの知識は、いわば「大花火」というパチスロ機種の根幹をなすものであり、確実なものばかりであった。大花火編最終回の今回は、その確実な流れから少しはずれ、やまきの経験的な部分から大花火の姿を照らし出してみようと思う。
(1)高設定台を探せ!?好調な台はこれだ
パチスロの大前提として、「高設定台は勝ちやすい」というのがある。パチスロには1〜6までの設定というものがあり、この設定が高いほど出玉の機械割が大きくなるので勝ちやすいのだ。ちなみに、機械割というのはゲームで投入するメダル数に対する、理論的な出玉の量をパーセンテージで表したものである。たとえば、1000ゲームあたりのメダル投入数は、全ゲームを3メダルで回せば3000枚、これに対して出玉の枚数が4500枚だったとすれば、この台の機械割は、(4500÷3000)÷100=150%となる。
この、設定が高い台を見破ることができれば、勝つ確率が高くなる。しかし、こればかりはパチンコ屋の店員と友達にでもならない限り無理である。(たとえ、友達になれたとしても、高設定台を聞き出すことはほぼ無理だと思われるが)そこで、今までやまきが何回となく打ち続けてきた経験則をもとに、「こんな台は調子がよい!」という条件を挙げてみようと思う。
・鉢巻きリールがよく回る
・小役の当選確率が高い
・鉢巻きリールの、「一尺玉」「三尺玉」の出現率が低い
・ビッグボーナスのパンク率が低い
・リールスタート時、「鉢巻き始動→一尺玉→ハズレ」より「鉢巻き始動→ハズレ」の出現率が高い
続いて、「こんな台は不調だ…」という条件を以下に挙げよう。
・鉢巻きリールに「三尺玉」がよく出現する
・予告音発生時に、山がよく揃う
・スペシャル予告音が発生した
実際に打ってみて、こんな現象が頻発したらぜひ、参考にしてみていただきたいと思う。ただし、これはあくまでもやまきの経験上の説なので、はずれたとしても文句は受け付けません。。
(2)設定と出玉の関係
パチスロの大前提として、「当選する小役の抽選は、完全に独立である」というのがある。「独立」とは、ある抽選の結果が他の抽選結果に全く影響を及ぼさないことを意味する。つまり、設定6の台であれば、ゲームごとに必ず1/240の確率でビッグボーナスを抽選するわけである。この理論でいくと、ボーナスの連チャンとハマリの因果関係はまったくないことになる。すなわち、いくら大ハマリした台であろうと、そのあと連チャンすることはまったく保証されていないのだ。
しかし、現実には大ハマリ→連チャンといった、出玉の波というのは存在している。今までやまきが打ち続けてきた検証結果によると、このような出玉の波の現れ方は設定に大きく関係しているらしいということがわかってきた。以下では、やまきが検証してきた各設定ごとの出玉の波を表にまとめてみた。
設定 |
台の挙動 |
1 | 連チャンはせいぜい2連まで。基本的に400ゲームハマリが多い。とはいえ、ほとんどのホールではこの設定が平均的…。。。勝つにはよほどの運がいると思う。 |
2 | ビッグよりもレギュラーがよく当たる。こちらも400ゲームハマリが基本。好調時・不調時を見極めて、短時間勝負なら勝つ要素はある。 |
3 | 連チャンとハマリがはっきりしている。大ハマリでは1000ゲーム以上なんてことも…。運が良ければ、充分大勝ちを狙える設定ではある。 |
4 | ビッグとレギュラーが平均して当たる。大ハマリはあまりなくて、だいたい200〜300ゲーム程度のハマリが基本。この設定以上なら、まず負けることはないと思う。 |
5 | 連チャンとハマリがかなり際だって目立つ。ただし、ハマったあとはそれ以上の出玉が充分期待できる。ハマリは600ゲーム以上が多い。 |
6 | さすが最高設定、大ハマリはほとんどない。ただし、大連チャンも期待できず、平均的によく出る。気づいたらドル箱2箱も!?といった感じで、知らないうちに出玉が増えている。 |
この検証結果は、前日の台の設定を公表してくれるパチンコ屋にて数日間打ち続けて得られたものなので、そこそこの信憑性はあると思う。台の総体的な挙動から設定を看破することはある程度可能なのかもしれないので、ぜひ参考にしていただきたい。