第8回:リプレイハズシ 2002年6月2日(日)
前回までで、大花火の通常時プレイの基本はほとんどマスターした。今回は、いよいよ大花火の目玉であるBIGボーナス中の手順について述べたいと思う。ここで改めて記す必要はないが、通常時において有効ライン上にBIG絵柄(大花火では、ドンちゃんもしくは七)が揃うことにより、15枚のメダル払い出しと同時にBIGボーナスに突入する。BIGボーナス中は、30回の通常小役ゲームが与えられ、この間に3回のレギュラーボーナスゲームが成立すればBIGボーナスが終了する。なお、通常小役ゲーム中は、各ゲームの成立フラグを99%完全告知し(なぜ100%でないのかは、以下で説明する)、その成立役のほとんどが「ドンちゃん・三尺玉・三尺玉」というBIG中のみの特別15枚小役であるため、手順は非常に簡単である。JACイン確率もそれほど高くないため、リプレイハズシを使わなくても平均で500枚ほどの獲得が見込めるのだが、完全リプレイハズシを利用した場合の平均獲得は600枚を越えるため、この差はかなり大きい。大量獲得機だけにBIG確率は通常Aタイプよりも劣るため、ぜひともここはできるだけ多くのメダル獲得を目指すべく、リプレイハズシをマスターしたい。
上にて記した、BIG中の小役成立告知は、鉢巻きリールによって行われる。メダルを3枚投入してスタートレバーを叩くと、必ず鉢巻きリールが回り、「赤ドンちゃん」もしくは「青ドンちゃん」もしくは「ハズレ」で停止する。それぞれが停止した場合の対応小役は…
1)赤ドンちゃん…15枚小役
2)青ドンちゃん…リプレイ
3)ハズレ…三尺玉or山orチェリーorハズレ
なお、BIG中は鉢巻きが左回転したら赤ドンorハズレ、右回転したら青ドンが必ず停止する。これにより、鉢巻きが回転した時点で、成立役を予想することができるため、慣れてくると時間効率がよくなる。99%完全告知と記した理由は、「ハズレ」が停止した場合に、第1リールを止めるまでは成立役が判定できない点にある。また、BIG中は山成立フラグとチェリー成立フラグは同一なので、山orチェリー成立時は山で揃えた方が得である点も覚えておきたい。ただし、変則打ちを行っても山とチェリーは同時に取れない(すなわち、複合獲得ができない)ので、要注意。それでは、各絵柄停止時の手順を以下にまとめてみよう。
1)鉢巻きに赤ドン停止時
この場合は、15枚小役確定。左リールに3連ドンちゃんを狙うだけである。その他のリールは適当押しでOK。簡単に15枚獲得である。
2)鉢巻きに青ドン停止時
この場合は、リプレイ確定。中押しもしくは逆押しすると、リプレイが中段にテンパイするので、テンパイラインにBARをビタ押しする。余裕は0コマなので、目押しはシビアなのだが、レギュラーボーナス中は「BAR・リプレイ・リプレイ」もJACなので、レギュラーボーナス中にBARビタ押しの練習ができる。なお、アシストハズシを利用して、3連ドンちゃんを狙う手もある。はずれる率は75%なので、悪い方法ではないのだが、ビタハズシ利用時とアシストハズシ利用時では、なぜかBIG中の平均獲得枚数に差が出ているため、できればビタをマスターしたい。
3)鉢巻きにハズレ停止時
この場合は、ハズレor通常小役(リプレイ以外)確定。小役狙い打法を行うことで、全小役を取りこぼさないのだが、左にBARを狙うときにずれると、山orチェリー成立時にチェリーで取ることになり、2枚or4枚損するので、BARは気持ち早めに狙うようにしてみよう。もっとも、ハズレ停止時はほとんど三尺玉orハズレなので、それほど気にすることはないが…。。
大花火では、15枚小役成立時とJACイン確定時とJACゲームにて15枚の払い出しがあり、リプレイハズシ無しで小役ゲームをフル獲得し、なおかつ3回のJACインを達成すれば711枚の獲得。ただし、711枚取れるかどうかは腕ではなく運なので、上で説明した手順を行えば必ず711枚取れるかと言えば、答えはNOである。しかしながら、BIG中により多くのメダルを獲得する手順であることは間違いない。マスター必須事項であろう。
ところで、効率的に大量獲得を達成するために考えるべきことは、リプレイハズシをどこまで使うか?ということである。もとよりJACイン確率があまりよくなく、リプレイハズシをまったく使わなくてもBIGがパンクすることもままある機種なので、いつまでJACインを拒否するかは大きな問題であると思う。筆者の経験上からいくと、だいたい残り小役ゲームが8〜10回のあたりまでが、JAC拒否の限度であろう。もちろん、JACインの払い出しが15枚なので、はずした後に15枚小役とJACインが成立することが明らかであるならば、はずした方が得するのだが、さすがに各小役ゲームの成立フラグを事前に予想しきることは不可能であるため、いちおう平均的に考えて安定した獲得が望める限度が残り8〜10ゲームであるということを頭に入れておいていただきたい。
以上が、BIG中の手順である。ここまでをおさえれば、まぁ大花火はマスターしたと言ってよいだろう。次回はいよいよ、大花火編の最終回。大花火を実際にホールで打つ上での立ち回り方を考えてみたいと思う。もちろん、次回で紹介するのはあくまでも筆者の経験に基づくものであり、緻密な解析による必勝法のようなものとは違うのだが、参考程度に読んでいただき、実戦での手助けになればうれしいと思います。