第3回:ST解除 2002年9月22日(日)
前回、ST機の概要について説明をしたが、今回はネオプラネットにおけるSTについて説明する。ネオプラネットにおける通常時のSTには、2種類の状態が存在する。
@リプレイタイム(Replay Time=RT)
通常ゲーム時にボーナスが成立すると、まずこのRTという状態になる。RT中は、高確率でリプレイが成立する。ただし、実際にリプレイフラグは成立していても、特殊なリール制御のためリプレイが実際に揃う確率は非RT時とほぼ同じ確率である。よって、打ち手にはRTに突入しているかどうか判断することは難しい。RTのゲーム数(天井)は一律772ゲームだが、RT中は常にST解除抽選を行っている。ST解除抽選は、特定の小役成立時にも行われるため、基本的に天井までノーボーナスである可能性は低い。
A演出RT
RTにおける通常ST解除抽選に当選すると、この演出RT状態に突入する。演出RTは一律5ゲームで、演出RTの最後のゲームでボーナス確定演出が発生し、以降のゲームでボーナスを揃えることができるようになる。なお、演出RT中に通常RTの小役解除抽選に合格した場合は、その時点でボーナスを揃えることが可能。
@Aより、STの最大ゲーム数は772+5=777ゲームである。つまり、ボーナス間で777ゲーム以上ハマればボーナス確定である。これは内部メモリにストックがあればの話であるが、メモリクリアなどの手順によって内部ストックを消去しない限りは、メモリ上にストックされたボーナスが切れる可能性は理論上ほとんどない。よって、通常ゲーム中は常にRTもしくは演出RT状態であると言ってもよい。では、ボーナス放出のカギを握るST解除について説明しよう。ネオプラネットにおける、ST解除抽選の契機は、以下の通りである。
@通常抽選
毎ゲーム、一定の確率でパンク抽選を行っている。当選すれば、演出RTを経由してボーナス成立となる。確率は、その台が滞在しているモードにより異なる。モードについては、次回説明する。
Aリプレイ成立時
リプレイ成立時に、一定の確率でパンク抽選を行っている。確率は全設定共通で1/512だが、その他の小役成立確率を考慮した合成確率は、高設定ほど高確率となっている。
Bチェリー成立時
2枚チェリー、もしくは4枚チェリー成立時に、高確率でパンク抽選が行われる。ほとんどのSTは、ここで解除されると言ってもいいくらいアツいのだ。4枚よりも2枚成立時の方が確率がよい。チェリーでのST解除では、基本的にリーチ目で確定し、演出RTはない。
C純ハズレ時
何の小役フラグも立たない、すなわち、ハズレ確定時は、そのゲームでボーナス確定。この場合は、リーチ目が出現したり、確定演出が出現し、演出RTには突入しない。
解除確率は、A→B→Cの順に高くなる。(@については、モードや設定により異なる)特にCの場合は、100%解除とかなりアツいのだが、実際は純ハズレが成立する確率は全設定共通で1/16384。まずお目にかかれない…。。
次回は、解除抽選の当選率に深い関わりがあるモードについて説明する。ネオプラネットでは、通常ゲーム中には必ずあるモードに滞在しているが、ボーナスゲーム終了を契機にモード移行抽選がある。このモード移行が、ハマリや爆連チャンなどの現象を作り出しているのだが…次回、詳しく説明しようと思う。