第1回:序説 〜パチスロのスペック〜 2002年8月24日(土)

ネオプラネットという機種の解説を始める前に、パチスロの各機種の仕様、いわゆるスペックについて説明しておこうと思う。現在、ホールには実に様々な機種が存在する。これらの機種の出玉性能はそれこそ千差万別だが、この「出玉性能」という部分を主眼に置いた、機種の分類方法がある。分類の仕方は、主に以下のように分けられる。

@ボーナスゲーム

Aボーナス当たりの平均出玉

Bボーナスの種類

それぞれの分類について、簡単に説明する。これらは基本知識となるので、パチスロを打つ方は覚えておくべき事項である。

 @ボーナスゲーム

ビッグボーナスが成立した場合、ビッグボーナス中にJACが3回当たるものAタイプ2回当たるものBタイプという。現在出回っている機種のほぼすべてはAタイプに属する。(中には、ビッグボーナスという概念がない機種も存在するのだ!)なお、ビッグボーナス以外に集中役を搭載しているものを特にCタイプという。Cタイプの場合は、ビッグボーナス中のJACゲーム数によってAタイプもしくはBタイプと複合して分類される。(いわゆる、ACタイプやBCタイプと言われるもの)ちなみに集中役とは、通常ゲーム時に小役が集中して当選するゲームゾーンのことを言う。以前に研究所で扱ったドンちゃん2や大花火は、Aタイプである。

 Aボーナス当たりの平均出玉

ビッグボーナスが成立した場合に、1回のビッグボーナスで獲得できるメダル数400タイプ600タイプなどに分類できる。これはそのまま、400タイプは平均出玉が400枚の機種、600タイプは平均出玉が600枚の機種である。以前に研究所で扱ったドンちゃん2は400タイプ、大花火は600タイプである。

 Bボーナスの種類

ビッグボーナスを搭載している、いわゆる普通の機種をノーマルタイプという。これに対して、チャレンジタイム(Challenge Time=CT)を搭載している機種をCT機アシストタイム(Assist Time=AT)を搭載している機種をAT機という。チャレンジタイム(CT)とは、ビッグボーナス終了後に抽選で当選し、これに当選すると一定ゲーム数の間だけ、特定の小役を狙い打ちできるもので、一定枚数を獲得するか、規定のゲーム数を終了するか、ボーナスゲームに当選すると終了する。ボーナス成立以外でCTが終了することを、「CTがパンクする」という。続いてアシストタイム(AT)とは、AT抽選に当選することで発生し、AT中は特定の小役を完全にナビゲートし、確実に獲得できる。規定のゲーム数を終了すると、ATは終了する。基本的にAT中のボーナス成立時は、ボーナス成立が優先され、ボーナスゲーム終了後にATが復活する。以上の分類以外に、ストックタイム(Stock Time=ST)を搭載している機種をストック機(ST機)という。ストックタイム(ST)については、次項で説明する。ドンちゃん2・大花火はともに、ノーマルタイプである。

これらの分類方法を用いて、ドンちゃん2と大花火のスペックを表すと、ドンちゃん2は「ノーマルA−400」、大花火は「ノーマルA−600」となる。ちなみに、次回より解説するネオプラネットをこの方法で分類すると、「ST A−400」、すなわちネオプラネットはストック機である。次回は、ネオプラネットの中核となるSTから説明しようと思う。

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