第16回:リールフラッシュ 2001年6月16日(土)
今回は、フラグ告知演出のひとつであるリールフラッシュについて説明する。リールフラッシュとは、全リールを停止したあとにリール上に一定軌道の光を発し、それにより当該ゲームの成立フラグを告知するものである。このリールフラッシュは、兄弟機のHANABIや大花火などにも搭載されていた機能だが、ドン2では初代機であるHANABIのリールフラッシュを継承している。HANABIからの変更点は、リール消灯。HANABIではリール停止ごとに1リール消灯、2リール消灯、3リール消灯が存在したが、ドン2では全リール点灯か全リール消灯のどちらかしかない。リール消灯に関する要素を覚えなくて済む分、ドン2のホウがリールフラッシュ演出に関しては簡単であると言える。その基本は、リール停止後にフラッシュした際、そのフラッシュに該当する小役が揃っていなければボーナスが確定するというもの。では、どのようなリールフラッシュのパターンがあるのか、以下でじっくり見てみよう。
中リール下段から光の筋があがり、中段あたりで小さく点滅する。ハズレに対応する唯一のフラッシュだが、涼や4枚チェリーでも出現。
2本の筋が外周をくるくると回転し、最後に中央から四方にはじける。提灯対応のフラッシュで、通常時には提灯以外の役で発生したらボーナス確定。
左から右へ、光の帯が流れていく。リプレイ対応のフラッシュ。こちらもリプレイ以外で発生した場合ボーナス確定。
中央から四方にはじけて、四隅の角で小さく点滅する。基本的に消灯無しで登場し、2枚チェリーに対応。消灯ありで登場の場合はBBの可能性が高い。
中リール下段から光の筋があがり、中央から四方にはじけて四隅の角で小さく点滅。小玉との違いは、打ち上げの演出があるかないかである。涼or4枚チェリー対応で、必ず消灯を伴う。小玉より期待度高。
左方向から右に向かって、ジグザグの光の帯が高速で流れる。涼対応のフラッシュで、通常時に一番お目にかかる涼フラッシュである。ボーナス成立後はすべての小役で登場する。
中リール上段から下方3方向に向かって点滅しながら光の帯がおりていく。リプレイorチェリーで、リプレイの場合は必ず消灯を伴う。
中リール下段から光の筋があがり、中リール上段から下方3方向に向かって点滅しながら光の筋がおりていく。小玉の場合と同じく、しだれ柳との違いは打ち上げの演出があるかないか。涼orチェリーだが、出現頻度がかなり低いフラッシュであり、激アツ。
各リール下段から上方に光の筋が3本あがり、そのあと中央から左右方向に大きくはじけ、ハデにフラッシュする。涼orチェリー対応、それ以外の目でこのフラッシュが出た場合にはBB確定。
なお、ハズレ確定の出目で、不発以外のフラッシュが発生すればすべてボーナス確定だが、小役とフラッシュの組み合わせでボーナスを告知するパターンを紹介する。
1)リプレイ+フラッシュ無し
通常時は、リプレイが揃うと必ずフラッシュする。リール点灯時はそよ風が、リール消灯時はしだれ柳が発生する。このどちらも発生しなかった場合はボーナス確定。
2)提灯+そよ風
ロケットが発生した場合もそうだが、提灯成立時にそよ風が発生するのはボーナスフラグが立ったあとである。すなわち、提灯+そよ風でボーナス確定。
3)リプレイ+打ち上げしだれ柳
まずめったにお目にかかれない演出だが、同じしだれ柳でも打ち上げがあればボーナス確定。打ち上げがなければただのリプレイだ。
最後に、涼とチェリー対応のフラッシュについて注意しておきたいことは、涼とチェリーについては中・右リールで取りこぼしが存在するため、取りこぼし目でのフラッシュには注意が必要である。涼の取りこぼし目でのロケット発生は期待度激低だが、打ち上げしだれ柳だと少し期待度高、などなど、取りこぼしとフラッシュとの関係で完全なこぼしかチャンス目からのフラグ成立かが判別できる。もっとも、一番よいのはすべての小役を取りこぼさずに打つことなのだが…。。
次回からは、いよいよボーナスゲーム中の打ち方に関する事項を説明していく。まずはフラグ成立からのB・R判別からBB中の小役ゲーム、リプレイハズシなどについて…このボーナスゲーム編までを読み切れば、人並みにドン2を打てる知識を持ち合わせていることになる。パチスロ研究所の研究レポートも、いよいよ佳境…♪