第13回:リーチ目 その1…基本編 2001年6月8日(金)

第1回のレポートで少し触れたことだが、パチスロでは常にリール制御が働いている。このリール制御について簡単におさらいすると、メダルを投入してリールを回した時点で筐体内部のコンピューターによる小役抽選が行われ、抽選結果に基づいた成立役がリール上で実現するようにリールの停止位置を制御するのがリール制御であった。小役が抽選すれば小役が有効ラインに揃うように、ハズレが成立すればハズレの制御が働く。この時、小役が成立し小役のリール制御が働いたにもかかわらず、小役が成立しない位置でリールを停止してしまった場合、取りこぼし目という特別なリール出目が出現し、取りこぼしを告知する。今回採りあげるリーチ目というのは、いわゆるボーナスの取りこぼし目である。ボーナスフラグは通常ゲーム中に成立すれば、ボーナスが揃うまで有効なので、リーチ目が出た時点でボーナス期待度100%となる。これもいわゆるリール制御の結果なので、ボーナスフラグが成立しない状態でリーチ目は出現しない。しかし、適当に打っていてもどのような目がリーチ目なのかを知らなければボーナス成立の可能性すら判断することはできない。今回は、ドン2における基本的なリーチ目について紹介する。

 1)BB絵柄の一直線

七とドンちゃんの二つの絵柄をまとめてBB絵柄という。このBB絵柄がリール上で一直線に並んだ場合、他の小役が揃っていなければすべてリーチ目。出現例は以下のようなものが考えられる。

 
 
 

 2)涼の小山型

涼絵柄がリール上に小山型に並んだ場合、すべてリーチ目。以下のような物が考えられる。

 
 
 

特に右側は、右下がりに涼が揃っているが、左リールがこのパターンならば、右下がりに涼が揃うのもリーチ目なので、特殊なパターンである。

 3)左リールチェリーからのボーナス絵柄対角揃い

左リールにチェリーとボーナス絵柄が止まった場合、右リール対角線上にボーナス絵柄が止まればリーチ目。

 
 
 

表中の「ANY」は、どんな出目が出てもかまわないことを示す。

 4)左リール3連ドンちゃん

左リールに3連ドンちゃんが止まれば、1リール確定。特に中リール中段にドンちゃんが止まればBB確定だ。

 
 
 

左はBB確定、右はRB確定である。3枚がけで左の目が出ると、スペシャルテンパイ音が鳴り、ビッグボーナスを歓迎してくれる!?

 5)右リール下段七

ハズレ条件の最強のリーチ目。いっさい小役が揃わなかった場合に右リール下段に七が止まればボーナス確定。

 
 
 

 6)中リール特殊絵柄からのハズレ目

中リール「チェリー・涼・チェリー」や「提灯・チェリー・提灯」はかなりアツい。特に左リールにチェリーも涼も止まらなかった場合は超高確率でボーナス確定。

 
 
 

左側は、唯一チェリーがらみでもリーチ目になるパターン。右は、右リール下段に涼、または右リール上段にBARが止まらなければリーチ目。

 7)HANABI、大花火から受け継がれた2リール確定も健在

 
 
 

左はHANABIから、右は大花火からの伝統的な2リール確定。そして、今回ドン2にて新たに加わった感動の2リール確定は…

この形からはリール制御で絶対にリプレイが揃わないので、5)の条件から2リール確定。さらに、この形はすべてBB確定という、うれしい出目なのだ♪

さて、次回は第3・4回で解説した小役狙い打法時に出現するリーチ目について説明する。これを覚えておけば、小役を取りこぼさない上にボーナスフラグの察知も容易になるので、小役狙いを行う人は是非覚えておきたいもの。そうでない方も必見!です。。

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