第5回:液晶データを読む 2001年5月20日(日)

さて、ドンちゃん2を遊ぶ上でまず必要なのは、打とうとしている台がどれほどの出玉状況なのかを把握することである。いくらパチスロが完全確率で抽選されているといえ、とてもそうとは思えない出方をするのが実状である。その代表的な現象が連チャンとハマリ。やはり、パチスロには波があるという見方が強いが、このことに関しては未だ解明されておらず、オカルトの域を脱していない。ドンちゃん2の液晶では、該当台のさまざまな出玉データを提供してくれるので、昼からや夜から打とうという人にはまさに垂涎もののデータが散らばっているのだ。これを利用して、短時間で一気に出玉を伸ばすことも不可能ではないはず。以下では、昼以降から打つ人のために、このデータはぜひ見ておきたいというものを挙げてみる。

 @スランプグラフ

ゲーム数を横軸に、出玉数を縦軸に取り、時間ごとの出玉の推移を折れ線グラフで表したものである。出していればグラフは右肩あがりに、逆にハマっていればグラフは右肩下がりになる。基本的に波の流れはサイングラフ(最初に上がって、次に下がるを繰り返す)に似た形を示すものと思われるが、中には放物線型に上がりっぱなしを示すものや、逆に下がりっぱなしを示すものもある。また、出玉推移がほとんどなく、0周辺をうろうろとしたものなども存在するが、やはりここは現時点でグラフが下りの傾向にあって、それなりにボーナス数が多い台というのを選びたいところ。まぁ、これは絶対というわけではないが、このような台はかなりアツい。もしこんな台が落ちていたら、投資してみる価値は充分ある。

 Aボーナス間情報

各ボーナス間に何ゲーム回したかを表示するもので、ハマリと連チャンの度合いが分かる。また、現時点で前回のボーナスから何ゲーム回している状態かも告知してくれるので、今の時点でどれだけハマっているかの目安も分かる。まぁできれば、ハマリのそれほど深くない台を選びたいところであるが、ボーナス数と総ゲーム数の具合などから判断して台選びに活用したいデータである。

 Bボーナス入賞回数

当日・前日・前々日の総ゲーム数と、ビッグボーナス・レギュラーボーナスの回数と、それから割り出したBB確率とRB確率を表示。特に夕方以降から打とうという人は、当日のBB確率に注目。波はあるものの、いちおう完全確率方式なので、長いスパンで見ればBB確率は設定ごとの確率に収束するはずである。つまり、夕方時のようにある程度のゲーム回数が期待できる状況でのBB確率は、各台の設定通りの確率に近いことが期待できるのだ。ここであまり確率が低すぎたり、逆に高すぎたりする台は控えた方がよい。もっとも、これらのデータは単品で吟味するのではなく、ここで挙げているさまざまな要素をすべて合わせて決めるべきことなので、このデータだけの過信は禁物である。

 Cコイン情報

当日のコイン投入枚数とコイン払い出し枚数と、それから割り出した機械割数(投入に対する出玉割合)を表示する。いくらボーナス数が多くても、機械割数が100%を割っているような台は、今まで適当打ちで打たれていた台である可能性が高い。完全に技術介入で打てば、中間設定以上なら楽々機械割は100%に達するはず。すなわち、それまでのボーナス数などから判断して、機械割が極端に低い台、また逆に110%程度で落ち着いている台が狙い目。どちらかといえば、後者の方がアツい。機械割が極端に高い台、具体的には120%を超えている台は、このあと大ハマリする可能性を秘めているが、高設定の台ならばこのあとも順調に出玉を伸ばす可能性もある(参考までに、ドンちゃん2の最高設定の機械割解析値は、完全技術介入で115%程度である)。さまざまなデータを駆使して、いい台を見極めよう。

その他にもさまざまなデータは存在する。例えば、液晶画面で歩いているドンちゃんの様子から、だいたい何ゲーム回して捨てられているかがある程度理解できる。液晶でのドンちゃんは、以下の3つのステータスのサイクルで構成されている。

  

一番左の、歩いているドンちゃんは、ボーナス後からa+200n(1≦a≦100,nは非負整数)回転、まん中の走っているドンちゃんは、ボーナス後からb+200n(101≦b≦150,nは非負整数)回転、右の疲れているドンちゃんは、ボーナス後からc+200n(151≦c≦200,nは非負整数)回転で登場する。詳しい回転数は、液晶データの「ボーナス間情報」にて得られるが、ぱっと見である程度の回転数を把握できるので、覚えておきたい。

さて、次回からはいよいよゲーム中の液晶アクションについて説明する。液晶アクションとドンちゃんの色との意外な関係なども紹介するので、乞うご期待♪

研究所入り口へ…