第2回:通常ゲーム・打ち方の心得 2001年5月12日(土)
前回、パチスロの基本的事項をお話ししたが、今回からはいよいよ基礎戦術的な部分をお話ししていく。せっかくパチスロを打つからには、適当に打って無駄に所持金を消費しない方がいいのは当たり前のことである。ほとんどの機種の平均的な、1000円当たりのゲーム回数はだいたい30回くらいである。これはつまり、1000円でだいたい30回リールを回せるということになるのだが、リールを回して、適当にストップボタンを押すという行為は、だいたいものの10秒程度で終了する。結局、平均的なゲーム回数から割り出すと、1000円でボーナスを引けなかった場合に約5分ほどで1000円がなくなるという結果になる。(←10秒×30回=300秒=5分)前回のリール制御の話の通り、適当に打てば取りこぼす小役も増えてくるし、いくら小役の確率変動があるといっても、損する額はちりも積もれば式にかさんでいくのである。そこで、通常ゲーム中においてもそれなりの打ち方をして、なるべく損を減らすのがよい。これが、小役狙い打法(通称「DDT打法」)と呼ばれるものである。小役狙い打法の利点と欠点を、以下に挙げておく。
☆利点☆
1:狙う絵柄が限られるので、覚えるリーチ目が少なくて済む。
2:全小役を取りこぼさない打ち方なので、フラグ成立を察知できる。
☆欠点☆
1:目押しをミスすると、チャンス目の期待度が落ちる(←取りこぼしに関係)
2:適当打ちに比べて、時間効率が悪い。
まず欠点の方から解説すると、小役狙い打法とはある1点を狙ってリールを止める打ち方で、コンピューター内部の小役抽選結果に応じて、ストップボタンを押した時点でビタ止まりするか、制御の結果絵柄がずれたりする。そのズレ方からフラグ成立を察知するものなので、狙い打ちする絵柄をしっかり止められないと出現目からのフラグ察知は難しくなる。さらに、狙い打ちをするのだから、適当に止める打ち方に比べて時間がかかるのは当然のことである。高設定台と明らかにわかる台なら適当に打って時間効率を稼ぎ、より多くのボーナスを引く方法も決して悪くない。利点の方は、まず狙い打ちをすることより出現目が限られることが最大のポイント。出現目が限られれば、出現するリーチ目も限られることになり、適当に押していろんな出目からリーチ目を判断する必要性がなくなるので、余計なリーチ目を覚えることもない。さらに目押しが完璧ならば、小役獲得率は100%である。完璧でなくても、最初に狙うリールが完璧に止められれば、引き込みアシストを利用して、その他のリールはある程度適当でもよい。
小役狙い打法で狙う絵柄は、基本的に取りこぼし率の高い「チェリー」である。チェリーのそばにはだいたいボーナス絵柄があるので、結局狙う絵柄は、チェリー付きのボーナス絵柄ということになる。次回では、ドンちゃん2のリール配列から小役狙い打法の完全攻略術について書こうと思う。
☆今回のまとめ☆
1:通常ゲームでは、小役の取りこぼしを極力抑えるべし。
2:小役狙いは、欠点を補ってあまりある利点を持つ。これを活用せよ。
3:小役狙いには、第1停止リールの目押し力が不可欠である。