第45回 研究テーマ:Abyss 攻略 2001年5月23日(水)
ピアノの旋律が非常に美しい、dj TAKAの楽曲。難易度的にも非常に手頃という意味もあってか、こちらも人気が高い楽曲である。曲のタイトルである「Abyss」とは、「底なし地獄」という意味があるそうだが、曲の美しさやBGAの雰囲気から見るととても正反対のイメージのように思える。なお、Anotherの方はところどころにきびしい譜面もあるものの、決してクリアできないものではないようだ。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★★>
<序盤>
序盤に入ってすぐの、以下の譜面。
特に難はないと思うが、乱打譜面なので、譜面を覚えたいという方のために掲載しておく。運指的に無理がある配置にはなっていないので、ある程度譜面を把握しておけば、スムーズに指が動くと思う。
続いて、以下の譜面。
16分刻みではなく、8分の2鍵盤同時押しであるところに注意。ハイスピードオプションをつけてプレイしている人ならば、譜面的にも見やすくプレイしやすいものと思われるが、ノーマルスピードプレイだとやや難しく見える譜面かもしれない。
<中盤>
まずは、以下の譜面から。
運指は基本通り、1〜4番を左手で担当。ところどころに出てくる16分も、特に問題はなかろう。4小節目の最後に出てくる5→7→5は、16分ではなく32分間隔なので注意。
続いて、以下の譜面。
前半は問題なし。3→5→7や6→4→2の16分は、できれば右手1本でさばくこと。後半部分については、断続的にスクラッチがからんでくるが8小節目に関していえば鍵盤は充分片手でさばききれる程度のオブジェ配置になっている。Anotherバージョンのクリアを目指す人なら、できる限り鍵盤は片手でさばくように。
<終盤>
中盤のヤマ場を難なく超えることができれば、この曲はクリアも同然。譜面は割愛。最後まで気を抜かず。鍵盤中心の譜面だが、難易度的には今までの難易度を超える範囲の配置ではない。
第44回 研究テーマ:KISS ME ALL NIGHT LONG 攻略 2001年5月20日(日)
こちらもNAOKIの楽曲。5thの新曲の中では、かなり人気のある曲ではないだろうか。そして、何とこの曲はNAOKI氏の曲の中でも初めて歌詞が日本語である曲らしい。余裕がある方は、プレイ中も歌詞をよくかみしめてプレイしてみていただきたい。なお、この曲にもAnotherはあるが、こちらはそれほど難易度的には変化ナシ。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★>
<序盤>
イントロ部分の、以下の譜面。
とりたてて難しいというわけではないが、タイミング取りに難儀する人がいるかもしれないので、参考までに挙げてみた。GOODが多い人は、ここで譜面を研究してタイミング取りのイメージトレーニングをしてみよう。また、ハイスピードレベルを上げるのもよい。
<中盤>
サビに当たる、以下の譜面。
この譜面は終盤にも形を変えて登場するものなので、ここで基本を覚えておいて損はない。オブジェ配置的にも特に無理のある部分はないが、強いて挙げれば4小節目が、1P側プレイだと少し忙しい譜面になっているかもしれない。2P側プレイなら、スクラッチは右手で充分カバーできるので問題はない。また、7小節目はタイミングをよく見極めて叩かないとGOOD連発になるので注意。7→5→3→1のパターンは、片手でも充分取れるのだがタイミングが早くなりがちなので、慣れるまでは両手でタイミングを意識して叩くようにしたい。
<終盤>
中盤からの似た譜面が多い。譜面は割愛。中盤が叩ける人はまったく問題なし。
第43回 研究テーマ:STILL IN MY HEART 攻略 2001年5月17日(木)
UDXシリーズではおなじみとなった、NAOKIのハイパーユーロビート。同ジャンルの楽曲の中では、やまき一番のお気に入りの曲であるが、Anotherバージョンの難易度はかなりのもの。ちょっと手が出ないといったところが正直な感想だが、あんな譜面でもクリアしちゃうような強者もこの世には存在する。どう練習したらあそこまでうまくなるのか…不思議。。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★>
<序盤>
それほどきびしい譜面はない。しいていうならイントロ部分で登場する3・5番の16分パート。途中で16分正則からリズムパターンが変化する点に注意して、譜面をよく見て押すように。
<中盤>
サビに当たる、以下の譜面。
この譜面パターンは、終盤にも似た形が登場する。注意すべきはただ1点、8小節目のみであろう。2P側プレイの場合なら、スクラッチは5・6番と同時にキー&スクラッチで取ることが可能だが、1P側プレイだとオブジェ通りに叩くのは少し厄介か。ここは、判定にこだわらずに1番と一緒にキー&スクラッチで取ってしまうのがよいかもしれない。
<終盤>
中盤を難なく叩けるならば、終盤は何の心配もいらないはず。中盤のオブジェパターンとは微妙に異なる部分もあるが、大きい変化はなくて多少オブジェ数が増えた程度なので、気にせず普段通りの感覚でプレイすれば大丈夫である。
第42回 研究テーマ:tabrets 攻略 2001年5月12日(土)
ややダークな曲調という印象の強いレイヴ。曲のテンポはやや速めで、Anotherバージョンにはあっと驚くような譜面演出も施されている。しかし、あの演出は一体どういう意味を持つのだろうか…ただのいやがらせとしか思えないのだが。。何のことか気になった方は、この楽曲のAnotherバージョンを一度プレイしてみていただきたい。けっこう難しいですよ。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★>
<序盤>
まずは曲の速さについていけるように。といっても、前作の250bpmのようなめちゃくちゃなテンポではないので、すぐに慣れると思う。そして、以下の譜面。
問題となるのは4小節目の3→5→7の6連符である。曲のテンポが速い曲ほど、通常の16分なのか3連符などの特殊な拍なのかが見分けづらく、こういった場面ではある程度譜面を覚えていないとスムーズに手が出ないという方も多いと思う。運指の基本は、3番を左手、5→7を右手で取る。2・3→5→7の部分も基本通りの押し方で充分。
<中盤>
見た感じはたいしたことのなさそうに思える、以下の譜面。
実際、1〜4小節目は特に問題はない。微妙にスクラッチがからむ5〜8小節目について、1P側プレイヤーにとっては5・7小節が、2P側プレイヤーにとっては6・8小節がとりづらい。特に初見でプレイするなど、譜面をまるで知らない状態でこのようなオブジェラッシュが来ると、どう対処していいかとまどってしまって、むざむざとオブジェを押し逃してゲージ大幅ダウンという最悪の結果に陥ってしまう可能性がある。3つ離れのオブジェ(例えば、1・4番や2・5番など)の片手同時押しは、高難易度の楽曲でなくてもかなり出現頻度が高くて、重要な運指である。この楽曲にもふんだんにこの運指は盛り込まれているので、まだこの運指が苦手だという方はこれを機に指の感覚をものにしていただきたいと思う。
<終盤>
それほどきびしい譜面ではないのだが、いちおう以下の譜面を紹介しておこうと思う。
注目するのは2小節目。上でも挙げた3つ離れオブジェがいやというほど登場している。1・4・7同時押しのように、片手ではさばきづらい譜面は当然両手でさばくわけだが、1・7+4とさばくよりは、1+4・7もしくは1・4+7という形でさばくように心がけたい。1P側プレイヤーなら前者、2P側プレイヤーなら後者の運指法がより望ましい。なぜなら、この譜面配置にスクラッチがからんだ場合に、ターンテーブル側の手でキー&スクラッチをスムーズに使うことができるからである。最初に挙げたような1・7+4という運指法では、4番とスクラッチを同時に取らなければならず、やや運指に無理が生じるのである。以上を踏まえて、練習を重ねていただきたい。
第41回 研究テーマ:Radical Faith 攻略 2001年5月11日(金)
UDX2ndからほぼ定番となっている、TaQ氏のビッグビート。前作初出のVoltageのような、やっかいな譜面演出はないものの、★×6にしてはけっこうテクニックのいるオブジェ配置になっていると思う。ちなみにこの曲、Anotherバージョンも存在するのだが、どう見てもAnotherバージョンの方が簡単という、いままでの暗黙の常識を覆す曲でもある。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★★☆>
<序盤>
まずは以下の譜面をご覧いただきたい。
まぁとりたてて難しい配置ではないと思うが、曲のテンポがもともと遅めなのでスコアアタックを狙う人などはちょっと気を付けたい部分である。どうしてもこのような込み合った譜面をさばこうとするときに、焦ってさばこうとすると手の動きが早くなってしまい、GOOD連発という結果になってしまう。こういう症状の改善法として一番いいのは、ハイスピードオプションのレベルを上げること。5thからハイスピードオプションも3段階で選べるようになり、さらに曲選択時にハイスピードのレベルを変更できるのだ。だから、普段はハイスピード1でプレイしている人でも、この曲を選択する前にレベル2や3に変更して、その次の曲を選ぶときにはまたレベル1に戻すということも可能になっている。方法は、曲選択画面で「effector on/off」ボタンを押しっぱなしにするだけ。すると、ハイスピードレベルが順に変化していくので、希望のレベルになったらボタンを離す。こうすれば、ハイスピードレベルアップによって譜面も見やすくなり、手の動きもスムーズになることと思う。知らなかったという方は、ぜひ試してみていただきたい。
<中盤>
中盤ラストのヤマ場譜面が以下のものである。
この譜面、2P側プレイヤーにとってはちょっと押しにくい配置ではないだろうか。やまきもこの部分はどうも苦手である。。曲のテンポが遅いために同時押し攻略の効果もやや薄く(←ヘタに同時押しするとBADが出てしまうからである)、かといって鍵盤担当とスクラッチ担当で完全分離するにも初心者にはけっこうつらい。ここはまぁ、無理せずに初心者の方はスクラッチを無視して抜けるのが一番いいのではないだろうか。ただし、スクラッチを無視するからには、できるだけ鍵盤のさばき方に重きを置いて練習を重ねること。スクラッチを無視すれば簡単だからといって、何も考えずにプレイしているようでは初心者の域を脱出できない。今はスクラッチ無視だけど、いずれは全部さばけるようになるぞ、という確固たる信念を持ってプレイすれば、レベルアップは早いと思う。ぜひがんばってほしい。
第40回 研究テーマ:Spin the disc 攻略 2001年5月6日(日)
UDXシリーズでは久しぶりな感じがする、かっちりしたハウストラック。ややスクラッチが多めの譜面だが、充分初見も狙えて難易度的にはそれほど高くない。中級者が目指す★×7の曲としては、新曲の中では一番最適であろう。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★★☆>
<序盤>
導入の部分は、難易度もやや低め。スクラッチの扱いでてまどうかもしれないが、スクラッチの練習にもってこいの曲なので、きれいに回せるように練習しよう。
<中盤>
中盤に入って最初の譜面。
1〜3小節目と5〜7小節目は、スクラッチを除いてミラー譜面となっている。そう言う意味で、全体を通して1P側プレイと2P側プレイでは難易度的な差はなくなっている。ここの練習のポイントとして、できる限りスクラッチを担当する手をいつでもスクラッチのためにフリーにできるよう、ターンテーブルと反対側にある手(1P側なら右手、2P側なら左手)で鍵盤をさばくように。こういったスクラッチの多い曲では、これは基本である。無理にキー&スクラッチを多用してさばいても、譜面的に無理が生じることが多いからである。得にスコア等を気にせず、クリアだけを目指すのであれば、同時押しをバンバン多用して、キー&スクラッチで抜けることも可能であるが、スコアアタックを目指す人や、上級者へのステップアップを望む人は、片手での鍵盤操作もスムーズに行えるようになっておきたい。
<終盤>
譜面は割愛させていただくが、さすがに終盤になってくると★×7らしく、オブジェが込み合った譜面になってくる。終盤で殺しにかかるというほど急激にオブジェ数が増えるのではなくて、曲が進むにつれてだんだん増えていくといった感じの増え方なので、徐々に慣れていけばすぐに攻略は可能。また、くれぐれもスクラッチの扱いをぞんざいにしないように。スクラッチの扱いこそがこの曲の最大のテーマであることを念頭に置いて、プレイしていただきたい。
第39回 研究テーマ:QQQ 攻略 2001年4月20日(金)
5thの★×7の新曲の中でも一番簡単と思われる。★×7の制覇を目指すなら、まずはこの曲から取りかかるのが良いであろう。余談になるが、これまでUDXシリーズに収録されてきたTaQ名義の楽曲の中で、アナザーが存在しないのはこの楽曲だけである。しかし、4thのDXY!のように、IR後半になってアナザー解禁となるパターンも考えられる。もしそうだとすると、えらく難しいんだろうな…。。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★☆>
<序盤>
序盤の最後の方に登場する、以下の譜面。
難しいというほどの譜面でもないが、7番のタテ連打に注意。EXPERTモードでは、ここでBAD連発はちょっと痛い。運指は基本通り、1〜3番を左手で。
<中盤>
中盤の最後に登場する、以下の譜面。
上段については、階段譜面とはいえかなり見やすいばらけ方をしているので、前半部分は問題がないと思う。後半の5・6小節目は少しくっつき合っていて見づらい部分もあるが、基本通りの運指で充分抜けられる。タイミングをよくつかむことが重要。下段は断続的にスクラッチがからんでいてちょっと厄介に見える。スクラッチのタイミングもずっと一定ではないので、甘く見ているとけっこうここでゲージを削られるかもしれない。また、7・8小節目のタテ連打も16分の裏拍が基本になっている。スクラッチの断続でだいぶ焦りが出始めるところにこの譜面を持ってこられると、早く叩きすぎてBAD連発になる可能性あり。落ち着いて充分にタイミングを見極めること。
<終盤>
厄介な譜面はないので、割愛する。最後まで気を抜かずにプレイすれば、かなりクリアは簡単なはずである。
第38回 研究テーマ:V 攻略 2001年4月15日(日)
お待たせしました、5th style表曲の最難関との呼び声高いこの曲の攻略レポートが完成した。譜面については、こちらを参照。レポートもこの譜面を元にして展開していくので、譜面をご覧になりながらお読みいただきたく思う。
<やまき的楽曲難易度評価:★★★★★★☆>
<序盤(1段目第1小節〜6段目第5小節)>
1段目から2段目までは何の問題もないだろう。ここまでは少なくともフルコンボを目指すこと。ここまで完璧に叩ければ、ゲージは80%以上になっているはず。以下での課題は、このゲージをいかに維持するかである。
3段目第4小節、1P側プレイヤーにとって「1・3・7+S」をどう取るかが課題になってくる。少し忙しくなるかもしれないが、1番とスクラッチを左手で、3番・7番を右手で取りつつ、直後に続く5番につなぐのだが、3番を右手親指、7番を右手薬指で取ると、5→6にスムーズにつなげやすいはず。ちなみに2P側プレイなら特に問題はない。それから同じく第6小節、7→6→4を右手一本でスムーズに出せないとここでゲージを減らすことになるので、充分練習しておくこと。以降、5段目中盤までは問題ないであろう。
5段目第6小節より、いよいよこの曲のメインフレーズの登場である。1P側プレイには特に問題となる部分はないはずだが、2P側プレイにとって、6段目第1小節のような譜面は少し厄介。左手だけで鍵盤を取るのはかなり厳しいが、かといって右手で鍵盤を取りつつもスクラッチを取るのも厳しい。ここはスクラッチ、もしくは鍵盤のどれかを無視してしまうのがいいであろう。スクラッチを無視するならば鍵盤は全部取れる。鍵盤を無視するならば、「5・7+S」の5番を無視する。どうしても全部取りたいという欲張りなあなたは、右手で「5・7+S」を取れるよう練習すること。
<中盤(6段目第6小節〜9段目第4小節)>
しばらく階段譜面が続くが、厄介どころといえば7段目第2小節の「1→2→3→4→5→6→7→S」くらいだと思う。キレイに弾きこなせなくてもいいから、できる限り取りこぼさないように。取りこぼさないように、というのは、BADでもいいから鍵盤を叩くこと。何も叩けずにPOORで済ますよりはるかにゲージの減りが違うからだ。また、8段目第4小節の乱打地帯もスカしすぎると一気にゲージを削られるので、確実に叩くこと。
そして8段目第5小節から再びメインフレーズが登場。基本は序盤で紹介した叩き方とまったく同じだが、序盤に比べるとだいぶ疲れが出て指の動きが鈍くなりがちである。ここは我慢どころ、中盤をゲージ60%程度で抜けられればクリアは目前である。なお、中盤最後の9段目第4小節は、4→7→4の階段譜面が登場している。ここで大ミスをたたかないように。
<終盤(9段目第5小節〜10段目第3小節)>
これでもかとばかりに襲いかかってくる16分連打だが、序盤で紹介したような難しいオブジェ配置はない。ただ上でも書いたとおり、指の疲れによる動きの鈍化が思った以上にゲージに響いてくる。指の疲れを防ぐ方法としては、鍵盤の強打を控えること。何しろオブジェ数1272というとんでもない楽曲なので、最初から気合いを入れてとばしすぎると、あとが続かないであろう。最後の部分のために体力を温存しておくように。それからこれは曲全体を通して言えることだが、メインフレーズに登場する16分の連打は、譜面をよく見て右から入るのか左から入るのかに注意して叩くように。これを間違えるだけでBAD連発。特に終盤でのBAD連発は命取り。心理的にもまいってしまってあとが続かなくなってしまうので、譜面はよく見て叩くようにしよう。