ああ自分の思った通りにサイコロの目がでたらなぁ・・・・・そんなことを思ったことのある人は多いはず。そんな人にぴったりなのが、グラサイ。サイコロの目の出し方の基本は、置き、滑らし、横回転の3つ。しかし、本当に振ったように見せるにはかなりの訓練が必要となるし、いざやるときには緊張するだろう。しかし、グラサイを使えば、かなりの高確率でねらった目が出せる。では、本格的に作り方に入ろう。
1.手頃なサイコロを4つ買ってくる。
これは、2つはグラサイにして、もう2つはそのまま使う。いつも同じ目ばかり出ては不自然だし、使う頻度の高い5の目のサイコロを作るので、自分以外の時に相手が得する恐れがあるので、4つ用意する。つまり、自分で細工したサイコロを手の中に隠し持って、自分がサイコロを振るときだけに、手の中のサイコロと入れ替える。また、さらにもう一つ持っていると都合がよい。2の目が出るサイコロ、3の目が出るサイコロを作るので、もう一つ4の目が出るサイコロを作ると都合がよい。根気があれば作ってくれ。
2.サイコロに穴を掘る
これは以外に面倒な作業。できれば電動ルーターがあれば・・・というか、無いと無理だと思う。刃はダイヤモンドを使うこと。以外に金属用ドリルや、プラスティック用の刃では穴がなかなかあかないので、これを使う。ただし、回転数を上げすぎると溶けるので注意。2の目のサイコロは3を、3の目は4を図のように掘る。
赤い所つまり半分手前まで掘る。半分を超えてしまうと思ったように目が出なくなるので、半分ちょっと前あたりがベスト。かなり堅いので、がんばって掘る。裏技的に木のサイコロを掘ってもいいが、その場合は重りの型を石膏で取ってはめ込む必要がある。
3.重りを入れる
プラスティックのサイコロならば、直接、半田か、鉛を溶かして入れればよい。多少焦げ臭いが、がまんして、焦げたところをヤスリで削る。さらに、出っ張ったところを、まだ、溶けているうちにハンマーなどで叩いてできるだけ平らにする。少し出っ張ったところをヤスリなどで削って他の面と同じ高さにする。木の場合は石膏で型を取って石膏に鉛を流し込んで、木の穴にはめ込む。
4.重りにサイコロの目を入れる。
今度はその重りにサイコロの目を直接ドリルで掘る。このとき、回転数は一番低い回転数で掘ること、ちょうど他の目の穴くらいのドリルで掘る。回転数を上げると、鉛や半田は溶ける温度が低いので溶けて刃が使い物にならなくなるので注意。
5.サイコロを塗装し直す。
これは、最初に白で下地の金属光沢を隠してから、適当な色でスプレーする。手で塗るとムラができて、怪しいのでスプレーする。このとき、一緒に買ってきた細工していないサイコロも一緒に塗る。完全に塗装できたら、クリアーカラーを塗ってやる。あとは、サイコロの目に黒や赤色を塗り直して完成。このとき、油性のサインペンを使うと楽に直せる。